【北京2021年12月27日】北京市衛生健康委員会は1月4日(火)、「北京市第4回成人喫煙調査」データを発表した。これによると、北京市の15歳以上の喫煙率は19.9%で、2022年までに20%以下とする目標を達成した。
同調査は21年に市内16区、50の鎮、100の村の1万2317世帯で行われたもの。
調査によると、15歳以上の喫煙率は19年の20.3%から19.9%に減少。喫煙者数も19年に比べて7万3000人減少し、男性の喫煙率は36%、女性は2.7%となった。
一方、受動喫煙(二次喫煙)による環境たばこ煙(ETS)曝露率は、仕事場が23.4%、家庭が28.7%、列に並ぶなどの待ち時間が31.5%、飲食店が37.3%で、19年比でそれぞれ減少した。
北京では15年の「北京市控御喫煙条例」実施以降、成人の喫煙率が徐々に減少。今後も違法喫煙の取り締まりや禁煙外来の拡大などを通して、喫煙制御に取り組むとしている。
~北京天津ジャピオン2022年1月10日号~