房山区でM3.2地震が発生 典型的な構造地震と専門家

【北京1月9日】中国地震台サイトは1月9日(木)10時11分、房山区にてマグニチュード3.2の地震を測定した。震源の深さは13kmだった。

北京市地震局によると、今回の地震の位置は北京西部の山間区、太行山山脈に属する霞雲嶺郷。震度階級は現地の耐震補強より遥かに低かったとしている。

一方、専門家は、今回の地震は地殻の正常な断層運動によって生じる典型的な構造地震であるとし、同レベルの地震では建築物や地表・地形の破壊や死傷者が出る可能性はないと説明。北京の耐震建設の状況からすると、M6以下の地震で建築物が壊滅するなどの事態は起こりえないと断言している。

北京近郊では1923年9月14日に河北省高碑店市が直轄する新城県にてM5.5の地震が発生しているが、北京では1970年以降、今回の震源地から20km範囲内でM3以上の地震が発生した記録はない。

 

~北京天津ジャピオン2020年1月20日27日合併号~

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