【北京1月13日】最近、北京郊外で偽の高級白酒のヤミ工場が摘発された。
北京市公安局昌平分局によると、逮捕された偽白酒製造グループは小売り価格10元以下の白酒をヤミ工場で配合、コピーした包装紙で細工し、約100~1000元の高級白酒に作り変えていた。ヤミ工場からは大量の有名メーカーのブランド白酒をコピーした包装材料、偽の高級白酒約3.1万本、偽白酒のベースとなる酒約4000Lが押収された。
謀者の供述によると、偽の高級白酒は5平方mに満たない汚れた便所内で製造し、10平方mの隣室で包装していた。便所内には紙や使用済みのビニール袋、手袋などが散乱し、濃厚なアルコール臭が満ちていたという。
また同日、順義区でも、偽白酒の販売拠点が摘発された。容疑者夫妻は2019年初頭より偽白酒製造を開始。偽白酒の在庫を隠すため、普段は酒の小売業を営んでいた。完成した偽白酒は市価の半額以下で仕入れ、正規価格で販売していた。
警察は長期にわたる張り込みを経て犯人グループの行動を把握し、1月3日(月)、容疑者逮捕に至った。今回の摘発捜査により、合計で71人が逮捕されている。
~北京天津ジャピオン2020年1月20日27日合併号~