北京の映画館、条件付き再開へ 映画館側は上映準備整わず

【北京2月27日】北京市疾病予防控中心は2月26日(水)、「新型肺炎流行期間の北京市映画業再開防疫の手引き」を公布し、映画館に対し上映再開後の一定期間、座席の列及び座席の間隔を置いてチケットを販売し、スタッフや観客は館内に入る前にマスク着用、体温測定を必須とし、チケット販売所では観客の情報登録制度を採用するよう要求した。

一方、「中国電影資料館」は今年1月中旬に映画上映を中止。館内施設を改修後、2月末の上映再開を見込んでいたが、新型肺炎の現状を受け、再開のめどは立っていないという。

また、大手シネコン「北京百老匯電影中心」の幹部は、上映再開に関しては本部からの通達を待っている状態だとし、上映作品が続々と上映キャンセルとなり、上映できる作品がないことも問題だと指摘。「保利影城」の責任者も3月に上映できる作品がないとし、再開は5月前後になる見込みだと話している。

 

~北京天津ジャピオン2020年3月9日号~

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