八達嶺長城の一部で観光再開 1日の人数制限は1.95万人に

【北京3月24日】八達嶺長城景区は3月24日(火)、観光客の受け入れを再開した。

同日より開放時間は連日9時~16時、開放範囲は八達嶺長城の北六楼~南五楼半までとなる。このほか水関長城、古長城、中国長城博物館、敷地内のロープウェイなどの施設は引き続き閉鎖している。

目下、1日の観光客数を平常時の30%にあたる1万9500人以下に制限。9時~12時半、12時半~16時の時間制予約を実施している。チケット販売はネットでの実名制予約のみ、入場にはアプリによる健康証明QRコード「健康碼」の提示と体温測定が必須となる。

報道によると、再開日初日には観光客の姿はほとんど見られず、閑散とした状態だったという。訪れた観光客からは「これでこそ、人を眺めるのでなく、景色を楽しむということ」との声が上がっている。

一方、北京動物園は3月23日(月)、正式に営業を再開した。観光客の集中を避けるため、室内動物館、科学普及館、展示場、飲食施設は閉鎖。パンダ館は屋外参観のみ、遊覧車や児童向け施設は使用不可となる。

同園では入園者数を平常時の30%に制限、入園チケットは前日までの実名制ネット予約が必要となっている。

 

~北京天津ジャピオン2020年3月30日号~

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