新型コロナ無症状感染が拡大 国家衛生健康委がQ&A公布

【京津4月2日】中国国家衛生健康委員会疾病予防控制局は最近、公式サイトにて「新型コロナウイルス無症状感染者の予防・管理に関する質疑応答」を公布した。

これによると、無症状感染者とは発熱、咳、喉の痛みなどの自覚症状がない、あるいは臨床診断できる症状や徴候がないことを指し、その中で①PCR検査陽性で、14日間の潜伏期観察を経て、自覚症状または臨床診断できる症状や徴候が皆無で終始、無症状の感染状態②PCR検査陽性で、検査時には自覚症状または臨床診断できる症状や徴候がないものの、後に臨床症状が現れる(潜伏期間において無症状感染状態)の2タイプに分けられる。

なお、無症状感染者は密接接触者が医学観察期間に検査測定、集団感染調査中に実施した検査測定などで発覚することが分かった。

また、無症状感染者の伝染性の有無に関しては、国家及び一部の省で行った密接接触者監督測定データによると、無症状感染者から集団感染が発生した例があり、無症状感染者から密接接触者への感染の危険性は存在することが判明した。無症状感染者と感染確診者の気道中のウイルス量には大きな差はないとの研究結果が出ている。

 

~北京天津ジャピオン2020年4月13日号~

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