【北京7月22日】北京の旧館を舞台とした中国のサスペンス映画『京城81号』が7月18日(金)に封切られて以来、実在する朝内大街81号院が〝肝試し〟スポットとして話題を呼んでいる。
この3階建ての2棟からなる建物は、民国時代に米国天主教会の訓練学校として用いられたもので、古い外観と、「軍官僚の奥さんが東楼内で首を吊った」などのネット上の恐怖伝説により、肝試し好きの間で〝北京ナンバーワン凶宅〟と称されている。
建物の管理関係者によると、近日、参観者が数倍に激増、映画上映後の週末には1000人に上る参観者が訪れている。一方で、築100年以上の木造建築であるこの建物は、断裂や破損のある木造の階段など参観者の安全が危ぶまれるため、市民は理性をもって静観してほしいと話している。
~北京・天津ジャピオン2014年7月28日号