コロナ医療物資輸出管理強化 3300万点超を差し止め

 

 【京津413日】中国海関(税関)総局総合業務部部長は413日(月)、記者会見の席上で今月1日(水)~12日(日)の期間中、全国の輸出検査を通過した新型コロナウイルス予防対策物資の総額は1656000万元(約2527億円)に上ると紹介した。

 同部長によると、中国税関は医療用物資輸出の監督管理を強化しており、輸出を差し止めた非登録企業生産、または医療機器製品登録証明書のない医療物資は約3300万点に上った。このうちマスクが3165万枚、防護服が509000組、新型コロナウイルス検査試薬が1189000点、人工呼吸器が677台、赤外線体温測定器が46000個だった。

 中国商務部、海関総署、国家薬品監督管理局は331日(火)付の公告にて41日より企業に対し、医療用マスク、防護服、検査試薬などの新型コロナウイルス予防対策物資輸出の税関申告時に、取得済みの医療機器製品登録証明書の提出を義務化。医療関連物資の品質の安全性を強化していた。また、海関総署は410日(金)、医療物資に対し、輸出商品検査の実施を発表。不合格商品や粗悪品などの処罰を厳格化するとしている。

 

~北京天津ジャピオン2020年4月20日号~

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