皇家狩場の面影を現代に 大興区の新公園10月に開園へ

【北京6月18日】大興区の南五環付近に建設中だった西毓順公園がまもなく完成する。

同園は広さ67万平方㍍、2.43万株の木々が植えられ、森林被覆率は85.7%に達する。かつては北京首農食品集団の工業団地だったが、2016年に取り壊されて公園の建設が始まった。

南苑と呼ばれるこの地域は金の時代から皇帝の庭園として鳥や動物が放し飼いにされ、狩場としても使われてきた。現在の西毓順公園の場所には当時、鹿が水を飲みに来る美しい池が3つあり、飲鹿池と呼ばれていたという。公園の建設にあたり、この飲鹿池を現代の手法で蘇らせ、皇家の狩場や庭園になぞらえた景観も作り出された。

なお、公園は10月1日にオープン予定。

~北京天津ジャピオン2020年6月29日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP