五棵松体育館“冰菱花”が竣工 北京冬季五輪準備着々と進行

【北京11月26日】北京市重大項目建設指揮弁公室は11月26日(木)、「2022年北京冬季五輪・パラリンピック」のアイスホッケー練習場となる「五棵松冰上運動中心」が竣工したことを明かした。

五棵松体育館の東南側に位置する「五棵松冰上運動中心」は総建築面積3万8960平方メートル。地上2階、地下2階の4フロアで、地下がアイスリンク、地上はスポーツ・文化施設と900席の劇場が配されている。

また、建物の外壁枠には無数の雪の結晶を散りばめたような視覚効果デザイン“冰菱花(氷の菱型の花)”を採用。昼間は五輪にちなみ、デジタル技術によって配分された5色の色彩が、夜間には氷の世界を表したイルミネーションが楽しめる。

一方、館内にある2面のアイスリンクには、二酸化炭素(CO2)遷臨界直接冷却スケートリンクを採用。CO2冷却剤を直接床下の冷却コイルに送り込み、熱交換を行うこの方法は伝熱性、換熱効率が高く、従来の冷却システムに比べエネルギーを40%以上節約できる。このほか自然採光やLED照明の採用、最新の溶液除湿システムの採用など、北京冬季五輪のテーマのひとつであるエコロジーに特化している。

~北京天津ジャピオン2020年12月7日号~

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