【北京1月11日】北京市疾病予防控制中心副主任は1月10日(日)、記者会見の席上で、前日9日(土)に確認された新型コロナウイルスの無症状感染者がオンライン配車サービスの運転手だったことを明かした。
北京市交通委員会副主任はこれを受け、1月11日(月)よりタクシー及び配車サービスの運転手は健康状態確認アプリ「健康宝」の登録、乗客に対しても、乗車前に「至訪人信息登記QRコード」の提示が必須となると紹介した。
一方、タクシー及び配車サービスを利用する乗客も健康状態確認アプリ「健康宝」の提示が必須となる。なお、乗客がこれを拒否した場合、運転手には乗車を拒否する権利がある。
同時に、タクシー及び配車サービスの運転手はPCR検査の結果が陰性であることとコロナワクチンの接種が必須となるほか、順義区内に居住する運転手の営業停止、乗客1組ごとの車両の消毒・換気など、7項目の予防強化措置が規定化された。
なお、上述した配車サービスの運転手は、合計144人の乗客を乗せていたことが判明。1月1日(金)にもPCR検査を受けていたが、結果は陰性だった。同時に検査を受けた運転手の父親も感染が確認されている。
~北京天津ジャピオン2021年1月18日号~