自動運転の“ロボタクシー” 北京亦庄で運営サービス拡大へ

【北京5月18日】北京経済技術開発区で最近、自動運転タクシーがサービス範囲を拡大した。

この車両は中国の自動運転技術スタートアップ企業「小馬智行(ポニー・エーアイ)」の“ロボタクシー”。同社は2017年、同区内に国内初の研究開発センターを設立し、18年に正式に創業。20年5月には北京の乗用試験ナンバープレートを取得している。

北京市は今年4月より、全国初のスマートネットタクシー政策先行区を設立、主に亦庄新城225平方キロメートルの計画範囲及び大興国際空港で運営を開始した。今回は亦庄新城の150平方キロメートルの核心サービス区内での運営を8時半~22時半に延長、地下鉄駅や公園、住宅区などでサービスを提供する。

なお、現在は無料試乗段階のため、車内には安全係員が同乗。センサー融合技術を採用した最新のシステムを搭載し、死角のない安全運転を実施している。

一方、海淀区の中関村科学城環保科技示範園には最近、5G自動運転ミニバス“軽舟智航龍舟ONE”が登場。

9人乗りのシャトルバスは時速20~50キロ、園内10カ所に停車。将来的には、中関村科学城全域での運行を見込んでいる。

~北京天津ジャピオン2021年5月24日号~

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