【北京3月7日】北京市気候中心は3月7日(木)、「2023年北京極端天気気候事件」を発表した。これによると、23年の北京市の年間平均気温は12.7度。例年よりも0.9度高く、1961年以降の最高記録である14年の年間平均気温12.6度を更新した。
同年に北京観象台で観測された春季の黄砂日数は、例年の2.4倍である12日間で、2007年以降最も多かった。なお、黄砂が出現したのは3月(4日間)、4月(7日間)だった。
同年の夏季の35度以上の高温日は、例年の2.4倍となる34日間で、観測史上で最多となった。また、大型台風5号“トクスリ”の影響により、同年7月29日(土)20時~8月2日(水)7時までに全市86カ所の観測ステーションの降水量は600ミリを超過し、140年来で最大の降水量を記録した。
同年の9~10月の平均気温は、例年より1.5度高い17.3度となり、1961年以降で2番目に温かい秋となった。
また、同年の12月10日(日)~11日(月)、13日(水)~15日(金)は大雪または豪雪となり、累積降雪量は13.7ミリに達している。
~北京天津ジャピオン2024年3月18日号~