活きたエスカルゴ29匹を押収 北京税関で有害種密輸相次ぐ

【北京7月2日】北京海関(税関)所属の北京郵局入境税関で最近、活きたエスカルゴ(食用カタツムリ)29匹が押収された。

郵便物の入国検査の際、X線に貝類または軟体動物のような画像が確認され、申告品名の要求にも従っていなかったことから箱を開封したところ、カタツムリ29匹が見つかった。

エスカルゴは「中国進境植物検疫性有害生物リスト」に列挙されており、植物の枝葉を食い尽くすなど100種類以上の草木やつる性植物、野菜や草花にも害を与えるという。また、繁殖力が高く、あらゆる経路で拡散し、生態系や農林業の生産・安全にリスクをもたらすとしている。

なお、数日前には北京首都空港の税関にて入境旅客の荷物から乾燥させたタツノオトシゴ10本が発見されたほか、今年5月には荷物の中から有毒のファイアサラマンダー(火トカゲ)19匹が発見されており、禁止動植物の密輸が相次いでいる。

~北京天津ジャピオン2021年7月12日号~

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