圓明園から持ち去られた青銅器 約6288万円で落札される

【北京4月11日】英字新聞「チャイナデイリー」は4月11日(水)、英国時間の同日10時、圓明園から流出したとされる西周時代の青銅器〝虎蓥〟が「ザ・カンタベリー・オークション・ギャラリーズ」主催のオークションにて41万ポンド(約6288万円)で落札されたと報道した。

報道によると、落札者は電話で落札していた。

英国日刊紙『デイリー・テレグラフ』によると、〝虎蓥〟は1860年に英国軍が圓明園から強奪したもので、約3500年の歴史を持ついう。持ち主は英国海軍上尉の子孫で、本人が第二次アヘン戦争中に母親に宛てた手紙に侵略行為が記されていたとしている。

中国人民大学法学院文化遺産法研究所所長は、歴史の中で流出した文化財に対し、遡求が可能だという公約はないが、中国の声明には抑制の効果があるはずだと話している。

~北京天津ジャピオン2018年4月23日号~

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