【北京12月6日】北京積水潭医院で最近、中国初のAI(人工知能)骨折整復ロボットの臨床試験が開始した。
同プロジェクトの主要研究者である同院副院長によると、骨盤骨折は整形外科治療の中で最も深刻な骨折の一つであり、整復は常軌の手術の過程でも難関となる。骨盤の周囲には重要な器官や血管が多く、大手術の際は損傷が大きく、医師にも高度な技術が要求される。
同ロボットは整形外科手術の中でも最も難易度が高い骨盤骨折の手術に対し、骨折の整復から固定までのプロセスをAIで補助し、手術による損傷を最大限減らし、整復の精度を大幅に高めることが期待されている。標本実験によると、ロボットによる閉合整復合格率は95%に達している。
~北京天津ジャピオン2021年12月13日号~