【北京2月4日】「北京2022冬季オリンピック」の開幕式が2月4日(金)、国家体育場「鳥の巣」で開催された。
同日、鳥の巣の床面にはギネス世界記録となる巨大LEDモニターシステムが登場。4万枚のLEDディスプレイを繋げ、専有面積1万1000平方メートルのモニターを作り上げた。
一方、二十四節気の“立春”をイメージした若草を演じたのは、総勢393人の武術学校の学生たち。平均年齢16歳の彼らは約4カ月間、手に厚いタコを作りながら1日約7時間に及ぶ特訓を受けていた。当日は全員がイヤホンをテープで固定し、監督の指令に合わせて演技を行った。なお、演技に使われた全長約10メートルの長い棒には、柔軟性のある釣り具のロッドが採用されていた。
また、約700人の子どもたちが“平和の鳩”を手に集まり、雪の結晶とオリーブの枝で聖火台が灯された過程では、スクリーン上下での2つのシステムの相互作用により大規模な演出を実現。ビデオカメラの映像を通して現場の演者たちに位置やジェスチャーを伝え、演者たちの情報をシステムに送ることで雪の結晶の動きを表現、氷の反射のような効果を実現したとしている。
~北京天津ジャピオン2022年2月14日号~