太陽の神を祀った祭壇「圜壇」*十数年の修繕を経て一般公開へ

【北京1月25日】最近、日壇公園の観光名所のひとつである「圜壇」が正式に一般公開を開始した。

圜壇は明・清代の皇帝が春分に太陽の神を祭祀した場所として知られる。

圜壇の四方は朱色のレンガの壁で丸く囲まれており、正面は西方向、3つの門に6本の柱、南、北、東の3方向にはそれぞれ1つの門と2本の柱がある。西門を入ると厳かな気配に包まれ、祭壇の四方にある9段の階段を上ると、中央には正方形の祭壇が鎮座する。文化財保護のため、観光客は階段の下から祭壇を眺めるのみとなる。

日壇は北京の著名な文化財古跡五壇のひとつで明代1530年に創建。1955年に日壇公園に改名された。2010年より、圜壇、神台、北天門、西天門、七間殿など古い建築物の修繕工事を開始していた。圜壇はセメント床の掘り起こし、伝統的な青レンガの張り替え、瑠璃瓦の交換などを行っていた。

~北京天津ジャピオン2023年2月6日号~

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