【京津12月18日】北京大興空港-天津間を結ぶ「津興城際」が12月18日(月)、正式に開通した。
同高速鉄道は、2020年8月に正式に着工。3年以上の建設工事を経て、河北省永清県への高速鉄道乗り入れを実現。路線は天津西駅から天津市紅橋区、河北省廊坊市、北京市大興区を通り北京大興空港駅に至る全長101キロメートルで、天津西駅から北京大興空港駅まで最速でわずか41分となる。停車駅は天津西、勝芳、安次、永清東、固安、北京大興空港の全6駅。このうち勝芳-固安の東段は新たに建設した線路で、設計時速は250キロメートルとなる。
なお、津興城際の乗車券は変動割引制を採用。例えば、開通当日の始発列車・天津西駅7時58分発、北京大興空港駅までの二等席51.5元、一等席80.5元に対し、天津西駅20時10分発は二等席37.5元、一等席58.5元(ともに27%引き)、天津西駅16時11分発は二等席43.5元(15%引き)、一等席67.5元(16%引き)。
津興城際の開通により、北京-天津間を結ぶ高速鉄道は京津城際、京滬󠄁高速鉄道、京濱城際の合計4本となり、京津冀(北京・天津・河北省主要地区)交通の利便性を高めている。
~北京天津ジャピオン2023年12月25日号~