【北京2月28日】房山区は2月28日(水)、目下建設中の「大熊猫(ジャイアントパンダ)保護研究中心北京基地」が2025年に開園する予定だと明かした。
同基地は房山区青龍湖森林公園敷地内に位置し、同公園の占有面積は約2000畝(1畝は約6.35ヘクタール)。このうち一期プロジェクトの計画用地面積は952畝で、ジャイアントパンダのほかにキンシコウ、レッサーパンダなどの伴生希少動物を保護すると同時に、大熊猫文化交流中心を建設する予定だとしている。なお、パンダは最終的に全50頭が入居する計画で、一期にはこのうち40頭を移動させるという。
また、将来的な二期、三期プロジェクトに向け、占有面積1048畝を確保している。
同基地の建設プロジェクトは2016年に国家林草局の研究により、青龍湖森林公園に決定、22年12月より本格的に着工した。同公園は崇青ダムや青龍湖鎮中心区に隣接し、山、川、林、湖などの優れた自然資源を有するだけでなく、パンダの群れの繁殖や生息に適しているうえ、西六環路に隣接し、物資の運搬などを含め交通の利便性も備えていることから、最終的に採択された。
~北京天津ジャピオン2024年3月11日号~