【北京3月12日】春の訪れとともに渡り鳥の季節を迎え、黒豹野生動物保護ステーションは3月11日(月)、延慶区の官庁ダム内にある6カ所の監測エリアで観測された渡り鳥の数が1日に1万8000羽に達していると報告した。
同ステーションの所長によると、今年の渡り鳥は例年に比べ、ガン・カモ科の群れが多く、湖畔にはマガモ、オナガガモ、ヨシガモ、サカツラガン、ヒシクイなどが密集し、捕食しているという。水面には優雅なオオハクチョウやコハクチョウが群れを成し、クロヅルやマナヅルが空中から舞い降りている。渡り鳥たちは体格がよく羽毛も艶やかで、非常に健康な様子が見て取れるという。
なお、今年と例年の違いはクロヅルが渡ってくる時期が例年より早いことで、主力の群れはすでに北京を離れ、北へと渡っており、目下、同ステーションに残っているのは約3000羽だと話している。
~北京天津ジャピオン2024年3月18日号~