朝陽公園北側のショッピングモール「SOLANA藍色港湾」が近日、「北京市2013年度A級旅遊景区」等級審査対象となっている中、商業施設が市の観光名所と認定されることに対して疑問の声が挙がっている。
同モールは2010年に「国家3A級旅遊景区」に認定されているが、敷地内や公式サイト上にはA級観光名所と明記されていないという。
朝陽区旅遊委員会関連責任者によると、「藍色港湾」は2010年当時、都市旅行ショッピングレジャーセンターの分類でA級観光名所に申請されたもので、伝統的な観光名所の分類とは異なるとしている。
また、現存のA級観光名所評定基準は何年も調整されていないと話している。
北京大学社会学科教授は、商業施設がA級観光名所に申請するのは、名所になることで多くの集客利益を見込んでのことであり、奥深い文化的特性や歴史文化を持つもの以外が真の観光名所となることは不可能だとし、観光名所の審査基準や選考過程を透明化すべきだとしている。
(8月18日)
~北京ジャピオン2013年8月26日号