【北京３月13日】天然水晶と偽り、人工水晶を販売したとして、通販サイト・中国アマゾンを経営する北京市世紀卓越信息技術有限会社が消費者に告訴された件で、朝陽裁判所は３月12日（木）、中国アマゾンに対し、水晶の価格の３倍の賠償金を支払う判決を下した。
同案件の偽の天然水晶３点の合計価格は４４９元で、そのうち１点は中国アマゾンが直接販売したものだった。
被害者によると、購買時、商品はすべて天然水晶と紹介されていた。
被害者は国家規定により、この行為が詐欺に当たるとして、販売価格の３倍である１３４７元の賠償金および２００元の鑑定費を請求していた。
開廷中、中国アマゾンは賠償責任を負うべきではないとし、交易の場を提供しただけで消費者との売買契約はないと釈明していた。
新消費者権益保護法実施から１年で、朝陽裁判所にて審理された消費者売買契約争議の案件数は、昨年同期比10・３倍となっている。

 

～北京・天津ジャピオン2015年3月23日号