社会人経験3年未満の若者 6割が転職回数2回以上

近日発表された「大学生職業適応状況調査報告」によると、大卒で社会人経験3年未満の若者のうち、約6割が1年単位での転職を繰り返していることが明らかになった。
同報告によると、調査対象者のうち3年以内で2回以上の転職経験者が57%に上り、3回以上転職しているという回答も32%に上った。
転職理由は回答が多い順に、給与待遇、人間関係、勤務地となっている。
また、自身の職業への適応状況が悪いと答えた対象者が31%に上り、6%が現在の仕事に合っていないとした。
これに対し企業側は、責任感の希薄さや実行力の弱さなど実践力の未熟さを指摘。
専門家は、大学で学んだ知識が職場では役に立たないという状況があることや、知識を重んじる学生側と実践力を重視する企業側の職業観の相違が職業適応不良の原因となっていると指摘している。
同調査は、北京市教育委員会が北京大学や清華大学などの教育機関、レノボなどの有名企業および人材教育センターと協力し行った。
(11月12日)

 

~北京ジャピオン2012年11月19日号

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