【北京6月29日】北京市は6月29日(水)、「2015年度衛生と人群健康報告」を発表した。これによると、15年6月より実施された禁煙政策から1年を経て、15年の市内全面禁煙実施飲食店は87・7%と、前年比で298・6%増加したことがわかった。
報告によると、15年6月~10月までの公共場所における喫煙者数は、11・3%から3・8%に下降。市民の分煙に対する満足度は42・3%から81・3%に上昇した。また、飲食店内の禁煙表示の張り出し比率は52・6%から82・4%に増加、飲食店内で喫煙が発見される率も40・3%から14・8%に下がった。
北京市衛生と計画生育委員会健康促進処処長によると、今年の調査では市の禁煙政策への支持率は94%に達し、市政府は世界保健機関(WHO)より、15年度の「世界無煙デー賞」を授与している。一方、市には419万人の喫煙者がいるうえ、多数の流動人口が加わることから、長期的な管理が必要だと強調した。
~北京・天津ジャピオン2016年7月11日号~