【北京10月11日】最近、ネット上で〝違法駐車QRコード罰金請求書〟のニュースが物議を醸しているのを受け、北京市公安局は10月10日(月)、公式ウェイボー(微博)「平安北京」上で、この請求書は一種の新型詐欺であるとし、決してQRコードを読み込まないよう注意を促した。
同局によると、問題の請求書は「違法停車単」と見出しが付いた白い紙で、その下には「『道路交通安全法』第56条の規定により~」の文章と住所、連絡先、民警ナンバー、北京市公安局大興分局の公印があり、最後にQRコードと「読み込み、罰金の支払いを」と書かれているという。
報道によると、国慶節期間、広東、湖南などで類似したQRコード付きの違法駐車罰金請求書が出回っており、北京の住所以外はまったく同じ内容だとしている。実際、QRコードを読み込むと振込みのページが現れ、個人の口座に振り込まれる仕組みとなっている。
なお現在、全国区でQRコードによる罰金支払いは行われていない。
~北京・天津ジャピオン2016年10月17日号~