「ハトムギ」で代謝を促進

――先生、今回はニキビ対策を教えていただけるそうですね。早速、お願いします。

 

先生　はい、本日は「ハトムギ」をご紹介しましょう。「医食同源」と言う言葉はご存知でしょう？　病気の治療も、日常生活を支える食事も、根本は同じと言う考え方です。

 

――はい。それで、ハトムギはニキビとどんな関係があるのでしょうか？

 

先生　〝ハトムギ〟は漢方薬として処方をする時に「薏苡仁（ヨクイニン）」と書きます。ハトムギは穀類の中では第1位と言っても過言ではないほど、良質なアミノ酸で形成され、さらに、タンパク質、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンB群などがバランスよく含まれています。身体の新陳代謝を促進するので、日本でも、昔から「いぼとり」の薬として使われ、皮膚疾患だけではなく、リューマチによる神経痛の緩和などに重用されてきました。

 

 

――そうだったんですね。ハトムギはどのように摂取すればいいですか？

 

先生　難しく考える必要はありません。ご飯を炊く時に、米とハトムギを2対1の割合で混ぜるだけです。お米より消化されにくいので、最低でも2～3時間以上、可能なら一晩（8時間以上）水に浸けておきましょう。慣れるまでは少量から始めて、徐々に量を増やしてみてください。ぜひ、毎日の食生活に採り入れてみてくださいね。

～北京・天津ジャピオン2016年11月14日号～