【北京11月14日】北京市環境保護局は11月14日(月)、10月の空気レベルを発表した。これによると、北京の10月のPM2・5平均濃度は1立方メートルにつき84マイクログラムで、前年同期比13・5%増だった。
同局によると、10月は季節の変わり目特有のスモッグや霧が発生しやすい天候、気温逆転、高湿度など、拡散に不利な条件が頻発。また、重度汚染が発生し、重度汚染イエロー警報を3回にわたり発令していた影響もあったとした。なお、今年1~9月のPM2・5平均濃度は1立方㍍につき62マイクログラムで、前年同期比10・1%減だった。
同局は、北京は11月より集中暖房の供給期に入るため、燃料等による汚染物質排出量が顕著に増加し、重度空気汚染が発生する可能性があると指摘している。
~北京・天津ジャピオン2016年11月21日号~