一卡通で鉄道の乗車も可能に 返却可能地点も100カ所へ

北京市品質技術監督局は、近頃、非接触型ICカード「一卡通」に関する、新たな「市政交通一卡通技術標準」の制定に向け、市民に意見を求めることを明らかにした。
新標準では、従来の地下鉄や公共バスの乗車以外に、鉄道の乗車や自転車レンタル、商業施設やネットショッピングでの支払いもできるように、一卡通の利用可能範囲をさらに広げる見込み。
なお、公共自転車レンタルと物美スーパー、美廉美スーパーでの支払いは、すでに実現している。
市交通情報中心や市政交通一卡通会社関係者によると、今後、カードの実名登録制を実施し、紛失時の再発行を目指すとしている。
新標準の制定以外に、市政交通一卡通会社は、10月21日(月)、年内に一卡通の返却可能地点を、現状の69カ所から100カ所に増やすことを発表。
来年の春節(旧正月)前には、空港や鉄道駅など、交通拠点付近にも開設する。
市では、返却可能地点が少ないことから、窓口には常時長蛇の列ができ、違法に買い取りを行う業者が登場するなど、問題となっていた。(10月22日)

 

 

~北京ジャピオン2013年10月28日号

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