北京軌道交通マナー改訂実施 規定の不明瞭さに疑問の声も

【北京5月24日】改訂版「北京市軌道交通乗客守則」規定が5月15日(水)より実施されてから1週間、北京地下鉄では管轄する路線16本で20件のマナー違反行為を制止していたことがわかった。

このうち7件が乗客の車両内での飲食、3件が〝覇座(1人で複数の座席を占拠する行為)〟、衝突やケンカが8件だった。

北京地下鉄によると、乗務管理員3420人とボランティアで組織された〝説得隊〟が1号線、2号線を含む8路線に出動、巡査の過程でマナー違反行為を制止している。残る8路線でも専門チームを配置しているという。

一方、同規定の車内飲食に飲み物やアイスクリーム、ガムなどが含まれるのか、乗客から疑問の声が挙がっている。ある乗務管理員は、規定は車内で食事をすることを禁止するものであり、カップに入った飲み物は他人に影響を与えない限り、制止は行わないと回答。一方で、あくまでも自己判断であり、正確な答えではないと返答している。

北京地下鉄は目下、詳細については調整中であり、地下鉄執法部門などと毎週疑問点や問題点を話し合い、定期的に交通部門に報告し、規定を改訂していくとしている。

~北京天津ジャピオン2019年6月3日号~

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