【北京8月26日】故宮博物院は8月26日（月）、2020年版の「故宮カレンダー」を発表した。2020年は紫禁城が完成して600周年に当たるため、カレンダーもそれを記念した特別版となる。

例年の故宮カレンダーはその年の干支にちなんだ文物をモチーフとしてきた。2020年版も1月は伝統に従って干支の鼠をテーマとした文物でまとめてあるが、2月以降は紫禁城の各建築物を通して、600年にわたる歴史を振り返る内容になっている。

例えば2月は現在と清朝の紫禁城の全体像を鳥観図で表し、5月は養心殿の建築や関連する書画、6月は明・清朝の妃たちの宮殿とそこでの生活を描くなど、美しい歴史絵巻のような小型の故宮百科全書といった体裁。

この2020年版故宮カレンダーは、伝統的な普通版の他、カスタムメイド版、中英2カ国語版、限定愛蔵版など全部で9バージョンが発売される。

 

～北京天津ジャピオン2019年9月2日～