【北京11月12日】北京で11月12日(火)、2人の患者が肺ペストと診断されていたことがわかった。
患者2人は内モンゴル自治区出身。現在、朝陽区の関連医療機関にて治療を受け、感染予防処置も行っている。
ペストとは、エルシニア菌によって引き起こされる感染症で、菌を保有するネズミなどのげっ歯類やマーモットなどの野生肉食動物からノミを介してヒトに感染。その後、飛沫感染でヒトからヒトに伝播する。伝染性が強く伝播は迅速で、死亡率は30~100%となっている。
北京では長年、ネズミの疫病測定を行っているが、エルシニア菌は発見されていない。
~北京天津ジャピオン2019年11月18日号~