マスク着用は最低1年が目安 感染症の専門家が見解示す

【京津5月19日】中央疫病予防対策グループの専門家で、中国工程院学術員、天津中医薬大学学長の張伯礼氏は最近、中国中央電視台(CCTV)の番組に出演し、あと1年はマスク着用が必要になるとの見解を示した。

同氏は目下、新型コロナウイルスと気温の明確な関係が示されていないことを挙げ、流行が抑制できたとしてもマスクが必要で、マスク着用を習慣化する必要性があるとした。期間については1年内、少なくとも来年の同時期までは着用の見通しであるだめ、その準備が必要だと語った。

一方、中国疾病管理予防センター研究員は5月17日(日)、記者会見の席上で以下の3つの状況におけるマスク着用を提案した。具体的には、①公共交通機関やエレベーターなどの封鎖された公共場所、人の多い公共場所、②病気にかかった際、中でも発熱や、咳など呼吸器系の症状がある場合、③病院など特定の環境ではマスク着用が必要だと定義している。

同時に、公園や比較的人通りの少ない道路、運動場などにおいて風通しが良く、その好条件が保てる場合には安全な社会的距離の下、マスク着用は不要だと説明。中でも激しい運動を行う際、マスクは不要だとしている。

 

~北京天津ジャピオン2020年5月25日号~

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