【北京11月29日】12月1日(水)の「世界エイズデー」に伴い、北京市衛生健康委員会は最近、今年1~10月に北京で新たに確認されたHIV感染者及びエイズ患者数は前年同期比17.47%増となる1654人だったと報告した。
目下、北京のHIV感染者及びエイズ患者数は合計2万4435人となっている。感染経路別では、性行為による感染が93.09%(同性間68.18%、異性間24.91%)、薬物注射(血液)による感染が3.64%、その他が3.27%となる。今年1~10月新たに確認された感染者・患者では、性行為による感染が98%を占めている。
北京市では1985年に全国初のHIV感染例が報告されて以来、2021年10月31日(日)までに感染者及び患者数は累計3万7070人に上る。このうち北京市戸籍保持者は8120人、全体の21.9%を占める。
報告では、感染状況は全体的に穏やかであるとし、新たに確認されたエイズ患者数は2016年より年々減少する傾向にあるとした。また、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受け、20~21年には顕著に減少しており、21年の新規症例数は19年の同期比で25.96%減少している。
~北京天津ジャピオン2021年12月6日号~