北京軌道交通9路線・段が開通*運営総距離780キロ時代に

【北京2021年12月29日】北京軌道交通の地下鉄11号線西段、14号線中段、17号線南段、19号線一期、8号線三期北段など9路線・段が2021年12月末に開通する。これにより北京軌道交通運営総距離は約780キロメートルに達する。

このうち14号線は、東管頭、麗澤商務区、菜戸営、西鉄営、景風門の5駅が開通。麗澤商務区の1日あたりの平均総客流(乗降客)は3万7000人を見込んでいる。全線開通後、L字型の同路線は全長47.3キロに達し、西南部から北京南駅、CBD、望京商業区などの沿線住民の利便性の向上が期待されている。

また、地下鉄8号線は中国美術館―珠市口駅間の金魚胡同、王府井、前門駅が開通。全線開通後の運行距離は全長49キロに達し、北京の南北を貫く“地下中軸線”として大動脈の役割を果たすほか、4号線、5号線のラッシュ混雑の緩和を計る。

北京軌道交通はコロナ禍の影響を受け、2020年以降、乗客数は減少の傾向にあったが、21年の1日あたりの平均乗客数は前年比40%増の約778万6000人まで回復。平日・就業日の1日あたりの平均乗客数は前年比34%増の約986万7200人に上っている。

~北京天津ジャピオン2022年1月3日号~

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