国内航空便の慢性的な遅延 乗客らが原因究明を要求

8月28日付の『北京晩報』に掲載された「事前に空港に到着するのは問題ない。
飛行機は遅延しないでくれないか?」というタイトルの報道記事が話題を呼んでいる。
ある読者は同紙が設置したホットラインで、「航空便の遅延はまるで伝染病のようで、中国国際航空から南方航空、東方航空、海南航空へと伝染し、範囲は益々広がっている。根本的な治療法は見つからないのか?」としている。
調査によると、国内の92・98%の乗客が航空便の遅延に遭遇しているという。
遅延の原因は多数あるが、中国国内の航空業の管理レベルの低さは否定できず、欧米の航空便の離陸間隔が1分まで短縮されているのに対し、国内便は3分前後となっている。
業界関係者は、航空便遅延問題を徹底的に解決するのであれば、民用航空領域の比率を拡大すべきだと指摘。
具体的には北京は第二空港を建設するのが一つの方法で、これにより離着陸の航空便数の増加が可能となり航空便数のコントロールと空中管制が減少するとしている。
(8月29日)

~北京ジャピオン2012年9月3日号

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