北京市交通委員会は8月28日(火)、深刻な交通渋滞の発生が予想される9月に備え、渋滞緩和措置の実施を発表した。
これによると最も渋滞が懸念される〝重点日〟7日間のうち、ウィークデーの9月21日(金)、26日(水)、28日(金)の朝夕ラッシュ時に降雨などの悪天候となった場合、市内の企業・団体はフレックスタイム制を採用できるとしている。
同委員会の2009~11年の調査分析によると、9月は新学期の開始や国慶節などの休暇時期にあたることから毎年、一年のうちで交通渋滞が最も深刻な月とされている。
同委員会ではこのほかにも、9月に市バスの11路線の開通または路線延長などの調整を行い、地鉄公司では休暇期間中に45編成分の予備列車を車庫に待機させ乗客量ピーク時に出動させるなど、公共交通機関の稼働率を上げることで渋滞緩和を図るとしている。
(8月29日)
~北京ジャピオン2012年9月3日号