トロトロ濃厚スープ

北京のサラリーマンたちの憩いの場所・新源里に、今年８月登場したラーメン居酒屋「武神家」。
一次会で利用する団体や、飲み会帰りに〆のラーメンを食べに来る客で、閉店まで客足が絶えない。
同店の一番人気は、何と言っても豚骨ラーメン。
「豚骨と昆布、鰹節を８時間以上じっくり煮込みました」という店長自慢のスープは、トロトロの濃厚系。
醤油と塩、味噌の３種類あり、今回、味噌のまろやかさの奥に潜む辛味がヤミツキになる「辛味噌らーめん」を注文すると、焼き餃子をサービスする。
焼き餃子はニンニクを使っておらず、匂いを気にする女性にも嬉しい限りだ。
豚骨が苦手な人は、鶏ガラ醤油ベースのラーメンをどうぞ。

 

店長の創作巻き寿司

メニューには、関西では定番の「豚平焼き」（32元）や、甘辛ソースと歯ごたえあるイカとの相性が抜群の「いか焼き」（28元）など、居酒屋に欠かせない料理が目白押し。
刺身や寿司も味わえ、特に、揚げたムラサキイモとアボカドを酢飯で巻き、ウナギとトビコを乗せた「鰻天飛舞」（88元）などの創作巻き寿司６種は、店長渾身の力作だ。
普段なかなかお目にかかれない寿司の数々を、目でも舌でも楽しみたい。
店内は、一部の床下がガラス張りになっており、その下に広がる水槽を泳ぐ魚たちの姿を鑑賞できる。
流れる水の心地よい音に癒やされながら、一人酒を楽しむのも乙だ。

 

 

info
武神家
住所：朝陽区新源西里東街10号内7号
TEL：6461-5745、134-3972-9608（日本語可）
営業時間： 11時～翌0時半（ラストオーダー24時）
席数：60席、個室4
予算：昼50元、夜150元

 

 

 

～北京ジャピオン2013年10月21日号