日本と同じサービス
和風居酒屋チェーンの代表格「八剣伝」。
北京で構えて約2年半、日本と同様の品質、サービスを提供し続け、日本人サラリーマンのみならず、北京人からも愛されている。
日本の八剣伝のメニューを用意し、居酒屋の定番料理が目白押しの同店。
しかし、単なる定番だけで終わらせないのが北京店の特徴だ。
店長の山本さんが考案した「だしまき(牛肉)」(35元)は、ふわふわ卵にくるまれたジューシーな肉の甘みが、飲兵衛を魅了してやまない。
ジューッと焼ける音まで旨さを感じる「石焼カルビビビンバ」(38元)は、〆で頼みたい逸品。
1人頼むと、その芳ばしい香りに惹きつけられて注文する人が続出し、あっという間に〝ビビンバの輪〟が出来上がる。
幻のつくねが復活
「季節に合った新しい料理を作っていきたい」という店長は、毎月新メニューを登場させ、来店客を飽きさせない。
今回サービスとなる、濃口の特製ダレが自慢の自家製「手ごねつくね」にも、日本の八剣伝でかつて人気を集めた幻の「トマトみそつくね」を復活させた。
トマトを加えた味噌の乗った、小判型の肉々しいつくねにかぶりつく。
すると、コリコリとした軟骨の食感と爽やかな味噌の風味が広がり、瞬時にさらにもう一口二口、という欲望がふつふつと湧いてくる。
その欲望の赴くままに、箸を進めていくのも悪くない。
忘年会に新年会、日本と変わらぬ年末年始を、八剣伝で過ごそう。
info
八剣伝
住所:朝陽区工人体育場東路甲2号紅階大厦1階6単元0109(工人体育場東門向かい)
TEL:8587-1806、137-1691-5279(山本)
17時~24時(1/1〈水〉は休み)
40席
100元~
~北京ジャピオン2013年12月23日号