北京市東城区にある世界遺産「故宮博物院」が、今年から毎週月曜日を休館日とする規定を設け、1月6日(月)、約30年ぶりに終日休館となった。
同規定は事前に告知されていたものの、当日は国内外の多くの観光客が訪れ、休館を残念がる様子が見られた。
なお、月曜日が祝日の場合や7~8月の夏休み期間は月曜日も開館する。
今後、故宮では月曜日に職員の勉強会を行うほか、宮殿や文物の検査・清掃・補修、設備のメンテナンスなどを実施。
6日(月)には、故宮の中心部に位置する中国最大の宮殿「太和殿」の清掃作業が行われ、職員らは、床に敷かれた特製のレンガ「金磚」や皇帝が使用した彫刻が施された椅子「龍椅」に付着したホコリの除去などに追われた。
また同院院長は、今年の目標として、宮殿などの屋根に生えた草木の除去を掲げるとともに、「珍宝館」の展示ケースのガラスを無反射のものに変更し、展示物の定期入れ替えも実施することを明らかにしている。
(1月7日)
~北京ジャピオン2014年01月13日号