箱庭ビストロでボナペティ
昨年秋のオープン以来、編集部がずっと気になっていた同店。
なぜってこのビストロ、英字フリペやグルメサイト「大衆点評網」での評価が抜群に高いからだ。
朱色の門がそびえる胡同の中にあり、小さな中庭を有する店内は、まるで箱庭のよう。
スイス帰りのオーナー・王さんは、「中国で高級なフレンチを、気軽に楽しめる場を作りたかったの」と語る。
その言葉通り、ハチミツをかけて焼いたまろやかな甘みのフォアグラも、皮はパリパリ・身はふっくらとしたスズキのグリルも、驚くほどリーズナブルだ。
ワインの持ち込み料無料、閑静な胡同の雰囲気を保つために22時閉店にするなど、その心遣いにも感心してしまう。
ダイアナ・クラールなど、しっとりとしたジャズが流れる同店。
次の休日はフレンチに舌鼓を打ち、後海や景山公園を散策してみてはいかがだろうか。
住所:北京市西城区地安門内大街油漆作胡同7号
電話:010-8408-4602、130-4106-2539
営業時間:12時~22時(最終入店時間20時半)
席数:30席(屋上テラス席あり)
予算:100元前後
~北京・天津ジャピオン2014年6月30日号