クリーミーなスープ
京広中心から朝陽門外大街を、西にちょっと歩いたところに、見落としてしまいそうな細い路地がある。
そこにぽつんと佇む居酒屋「麺家蘭」。
店内は黒一色でまとまり、キリッとした印象を与える。
日本で修行し、ラーメン一筋十数年の料理長が送り出すラーメンは、豚骨と鶏ガラをベースにした全7種類。
豚骨スープは、豚骨に昆布やキャベツ、ニンジンなど野菜をたっぷり入れて煮込むため、独特の匂いが抑えられ、クリーミーで女性も抵抗ないだろう。
今回半額となる「焼豚ラーメン」は、スープに自家製チャーシューが馴染み、コクが増す。
甘辛いチャーシューの虜になった人は、単品(25元)を頼んで、ビールと一緒に堪能したい。
豊富な日式中華料理
会社帰りのサラリーマンに人気のメニューは、ボリュームたっぷりのサクサク「トンカツ」(48元)や、ほんのり甘い癒やしの「あんかけ豆腐」(38元)。
「お袋の味を思い出すと思います」と言うオーナーの言葉通り、どことなく懐かしさを感じる。
寿司や刺身、串物以外にも、「麻婆なす」や「ニラ玉炒め」(各38元)と言った、野菜を中心とした日式中華料理も多く、野菜不足になりがちな駐在員の強い味方だ。
お昼には定食を28元~揃え、ラーメンも+10元で、サラダやフルーツなどが付くランチセットに変更できる。
昼でも夜でも、同僚との交流を深めに足を運んでみよう。
info
麺家蘭
住所:朝陽区関東店1号楼5単元8号(京広中心傍)
TEL:5366-6290、130-2195-7056
営業時間:11時~14時半、17時~23時
席数:36席
予算:昼35元、夜50元
~北京ジャピオン2013年10月28日号