鉱物油成分で乾燥をケア
――先生、いよいよ暖房の供給がスタートして室内はポカポカになりましたが、全身が乾燥してかゆくて…。
先生 一般的に人が心地よく感じる湿度は50~60%程度です。
ところが北京は常に湿度が40%程度、冬は20~30%くらいまで下がります。
日本では湿度が40%を下回ると乾燥注意報が出るそうなので、北京の乾燥の度合いがわかりますね。
その上、日本の方は湯船に浸かるのが好きなので、乾燥に拍車をかけます。
お風呂の習慣を変えることは難しいので、油脂たっぷりの保湿クリームで対処しましょう。
――お、レトロなデザイン。
香りも悪くないですね!
先生 「百雀羚」は昔から有名なブランドです。
日本の保湿剤は水溶性でサラッとしていますが、「百雀羚」は鉱物油を主成分としています。
若干のベタつき感はありますが、油が皮膚の水分をキャッチして逃しません。
アレルギー反応もほとんどみられません。
――これはいいですね!
指先のあかぎれや、踵のガサガサにも効きそう。
先生 はい、全身に使ってください。
2~3週間続けて塗ると、皮膚が癒着してツルっとしてきます。
もし皮膚が裂けるほどひどい場合は、真菌感染症の可能性もあります。
お医者さんで薬をもらって治しましょう。
~北京・天津ジャピオン2015年11月9日号