授乳中の乳頭の荒れに救世主
――先生、今回も授乳についてお話が伺えるとか。
先生 はい。
私は母乳での授乳を推奨しているんですが、母乳での授乳を断念してしまう主な原因に、お母さんの乳頭の痛みがあります。
赤ちゃんの舌がきちんと乳頭を捉えられていないせいで痛みが生じている場合は、より深く乳頭をくわえさせてあげることで痛みはなくなります。
――他の原因もあるのでしょうか?
先生 そうですね、毎日授乳を続けていると、乳頭とその周辺が乾燥して荒れたり、ひどくなるとひび割れを起こします。
肌荒れした状態で授乳をするのはかなりの苦痛を伴いますから、我慢できず粉ミルクを足してしまうお母さんもいるんです。
乾燥を感じたら、オリーブオイルを塗ってあげるといいですよ。
ひどい荒れは、この専用クリームでケアして下さい。
赤ちゃんが口に入れても害のない天然素材なので、安心して使えますよ。
――分かりました。やはり粉ミルクよりも、母乳が一番なんでしょうか?
先生 もちろんです。
赤ちゃんの脳や神経そして免疫の健康な発達にはお母さんの母乳が不可欠です。
粉ミルクはやむを得ない場合の緊急用サプリメントと捉えて下さいね。
赤ちゃんの健康な発育のためにも、離乳食を開始する生後6カ月ぐらいまでは、母乳のみで育てるよう心がけて下さい。
取材協力先/北京ユナイテッドファミリー病院
~北京ジャピオン2013年4月15日号