北京市と天津市の両政府は、4月1日(火)、最低賃金の調整を行い、北京市は従来の月当たり1400元から全国4位の1560元に、天津市は1500元から全国3位の1680元にそれぞれ引き上げられた。
中国では今年に入り、すでに7カ所の直轄市及び省で最低賃金の引き上げを実施。
同日、上海市でも最低賃金を引き上げており、改定後の月当たり1820元、1時間当たり17元の最低賃金は、ともに全国最高額となった。
これに対し、北京市と天津市の1時間当たりの最低賃金は、それぞれ16・9元と16・8元で、全国2位、3位を占めた。
北京市では、1994年12月の「北京市最低賃金規定」の施行以来、今回までに21回最低賃金を改定。
94年当時の最低賃金は、月当たりで210元、1時間当たりでは1・1元だった。
(4月1日)
~北京ジャピオン2014年4月7日号