100年の歴史ある天津北駅 旅客運送業務終了し廃止に

天津市の4大駅のひとつ「天津北駅」が、3月31日(月)をもって旅客運送業務を終了し、当日は名残を惜しむ市民や鉄道愛好家らが駅を訪れ、記念写真を撮る姿が見られた。
同駅は1903年に完成し、最盛期には1000人以上の駅員が所属。
しかし、天津駅と天津西駅の拡張や、天津南駅の運用開始に伴い、最近は列車運行本数や旅客量が激減していた。
また、構内には中国最古とされる木製の跨線橋があり、清朝末期~中華民国初期を題材としたドラマの撮影に使われることもあった。
最終列車となった、北京駅17時35分発天津北駅行きの6451次列車はほぼ満席で運行され、21時12分の駅到着をもって同駅は業務を終了した。
駅舎の今後に関しては未定だが、博物館への改装を希望する市民の声も多い。
(4月1日)

 

~北京ジャピオン2014年4月7日号

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