北海公園「画舫斋」公開開始 書画イベントも来年開催へ

【北京12月8日】北海公園の「画舫斋」が12月8日(火)、3カ月の改修工事を経て、正式に一般公開された。

同園の東岸に位置する「画舫斋」は、1757年(清代乾隆年間22年)に創建。北海の著名な自家園林で、北は「先蚕壇(民間信仰の蚕神を祭る壇)」、南は「濠濮間」に隣接する。その外観や名は欧陽修(おうよう・しゅう、北宋の文学者・政治家)の散文『画舫斋記』に由来するという。

この度は、屋根の補修や塗装などを含む古代建築の改修、中庭の環境整備を行っていた。

同園では今後、「画舫斋」と「春雨林塘殿」の展覧面積約200平方メートルを書・絵画の展示会場とし、来年には「画舫斋」の歴史を振り返る書・絵画の展示イベントを予定している。

このほか同園では今年10月より「閲古楼」、「濠濮間景区」の一般公開も開始。1534年(明代嘉靖年間13年)に創建され、1757年に増築された「濠濮間」は『乾隆御制詩』の記載によると、休憩や読書、観劇、投壷(とうこ、投扇興の元となった遊戯)などが行われていたという。一方の「閲古楼」には、魏晋南北朝時代から明代末までの歴代の著名な書道家135名による340点の書が保存されている。

~北京天津ジャピオン12月14日号~

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