北京卸売市場の移転先の争奪戦が繰り広げられる中、天津各地で市西青区政府と天津卓爾電商城は6月28日(土)、商店入居契約式を行い、北京動物園および大紅門批発市場、百栄世貿城の約100店舗が契約を行った。
北京卸売市場の移転先はここ半年程、市民の注目の的となっていたが、河北省の廊坊市と西城区が契約を交わしたため、北京動物園批発市場は同地の永清台湾新城に移転すると目されていた。
また、豊台区商務委員会と保定市白溝新城管理委員会は戦略的合意の下で契約し、同地に大紅門地区の批発市場や倉庫などを移転する動きがあった。
天津市西青区商務委員会は数カ月前から西城区、豊台区の商務委員会に数回に渡って交渉、北京側は天津電商城の規模や業務体制、地理などを総合的に検討した結果、協同合意に達したと推察されている。
天津卓爾電商城は天津大学城に隣接。
総投資額150億元で、年末に6棟の商業広場が竣工の予定。
(6月29日)
~北京・天津ジャピオン2014年7月7日号