【北京9月16日】西城区什刹海付近の煙袋斜街にある公衆浴場「鑫園浴池」が9月19日(金)をもって閉店となるニュースが、近隣に住む古くからの常連客をがっかりさせている。
百年の歴史を持つ「鑫園浴池」は、煙袋斜街北側の、商業施設と「鑫園賓館」を併設する建物の2階にあり、入浴料は15元。2つの大浴室はそれぞれ約30平方メートルで、1つは浴槽のある浴室、1つはシャワー室となっている。
9月15日(月)の時点で、浴場の受付の上には「浴場は20日に営業を停止します(最終営業日は19日)」という声明文が張り出されている。
常連客の1人は、かつて同浴場は現在の面積の3倍以上であったこと、外の更衣室には寝床があり、ここへ来る客は入浴だけでなく、商談や将棋、闘蟋(コオロギを戦わせる遊び)に興じていたと述懐している。
~北京・天津ジャピオン2014年9月22日号