【北京10月8日】北京市疾病控制中心は10月7日(火)、北京では今年10月5日(日)までに16症例のデング熱感染の報告を受けたと発表した。
16症例はすべてタイやインドネシアなど東南アジアでの感染だった。
目下、デング熱は熱帯、亜熱帯国家・地域および米大陸、東南アジア、太平洋地区の一部で感染が広まっている。
中国では今年、広東省での流行が比較的深刻な状況で、最近は広西チワン族自治区でも流行の形勢を辿っている。
北京市疾病控制中心は北京におけるデング熱の大規模な流行の危険性に対し、最新の研究ではその可能性が低いと判断。
秋入りし、涼しくなったことで、市内の蚊も減少したとした。
また、デング熱は人から人に感染せず、北京地区にはデング熱の感染媒体である蚊の一種、ヒトスジシマカが少ないと説明している。
~北京・天津ジャピオン2014年10月13日号